【#2】卯月軍団にオヌヌメの作品ネタバレなしで紹介しる【素晴らしき日々 ~不連続存在~】
すみません。またゲームです。
元々こっちを先に出したかったのですが、コウのLISが思いの外ペースが速く、あちらを先に出すこととなりました。未読の方は是非。
前回↓
今回紹介するタイトルは『素晴らしき日々 〜不連続存在〜(以下:すばひび)』。ケロQより2010年3月26日に発売されたアダルトゲームです。対応OSはWindows ME/2000/XP/Vista。また7月20日にフルボイスHD版が発売されており、この版では対応OSがWindows7/8/8.1/10に更新され、画像も1280×960となり、新規立ち絵・CG、そして全キャラフルボイス化。新規ルートも書き下ろしで収録されています(※Wikipediaより抜粋)
今から買うなら絶対フルボイスHD版をおススメします。古いOS使ってるとかでない限り旧版を買う利点は無い。
あらすじも前回同様書きたい所なのですが、ネタバレ無しであらすじを書くことができない上、公式に用意されているあらすじ文が意味不明すぎるため引用も出来ません。なのでこの場でのあらすじも無いです。スマーン!
では、箇条書きになりますがまずは何故すばひびを卯月軍団に薦めるのか。
①コウの配信上ですばひびはトップクラスで話題に出るから。(直近だとエモくて百合と噂の「ライフ イズ ストレンジ / Life is Strange」を実況プレイ #2 の終盤で話題に挙げた「かつてやった作品」)
②すばひびを知っているだけで『卯月コウのエモ』やコウの内面への理解が数段弾む。
③コウは明らかに卯月軍団にすばひび好きが多いことを意識している(実際多い)。
④間違いなく卯月軍団に刺さって一生抜けない呪いと祝福の棘だから。
④でこう自信をもって言えるのも、私自身がすばひびに人生狂わされた内の一人だからです。前述した通り元々はこの作品を一番に紹介したかったくらいに。すばひびやってなきゃ陰キャになってない(断言)
次に、前回と同様の『要素』並べフェーズです。先に言っておきますが、すばひびの『要素』は特濃です……
都会、百合、電波、文学、セカイ系、時系列シャッフル、群像劇、クラシック、音楽、哲学、高校生(推定)、薬物、自殺、宗教、レイプ、ふたなり、露出、妄想、いじめ、ホモ、獣姦、ミステリー、トリック、数学、雑学、化学、オカルト、近親相姦、バトル、田舎、伏線回収、形而上学、etc
……このうち3つでも≪オタク=センス≫に反応する要素があればやってほしいのですが、一部ではトラウマゲーとしても名の知れた本作です。他にダメな要素がある場合は自己判断で避けるべきでしょう。ただ、やるならば絶対に最後までやるべきです。途中で切ると尚の事よくないので。
さて。すばひびは哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが自らの『草稿』にて記した「幸福に生きよ!」という言葉をベースに、シナリオライターであるすかぢ氏が自らのウィトゲンシュタイン哲学解釈と上記のような要素とを織り交ぜて書き上げた作品です。
…と言ってもよく分からないと思います。あえて1/2000くらいに要約するなら『生きる意味』を必死に探す物語、と言えるかもしれません。
この物語では上記に挙げた要素の数々は全て意味を持ちます。これだけ散らばった要素にただの一つも無駄が無いのです。
更に、要素の一つとして挙げたミステリー。尋常ではない量の伏線が次々と回収されてゆく様は圧巻の一言。(因みにコウは以前配信で2章段階でトリックに気がついてしまった旨の話をしていました。素直にすごい)
ただ注意点として挙げると、すばひびは序盤がかなりダルいです。周回すると発見だらけなのですが、当然初見には関係ありません。そこばかりは先の展開を信じて進めてもらうしかない…。
それと、すばひびは一部で「AVG(アダルトゲーム)でやれることをすべてやった作品」とも言われている位には濃密で、目をそむけたくなるようなシーンも多数有ります。そのような描写は4章に入れば落ち着くので、苦手な方はそこを目指して無理のない範囲で頑張りましょう。ただ、前述した通りすばひびは途中で切ると尚の事よくないので、最後までやりきることが大事です。
あと特筆すべきことが一つ。すばひびは音楽が本当に素晴らしい。他ならぬコウもすばひびの入り口は音楽であることを過去の配信にて話しています。(ここで該当の配信URLを貼ろうと思ったのですが4時間探しても見つからなかったので諦めます…もし知ってる人居たら教えてほしい…)
特に『夜の向日葵』。この曲が嫌いなオタクくんは居ません。コウが「めちゃくちゃ好きな美少女ゲーBGM」としてあの『夏影』と並べる程。(1:18:14~)
挙げた分だけでもコウすばひびの話しすぎですね。
すばひびを知っているだけでコウの事もなんだか知った気になれます。
こうやって彼の内面を理解し『後方理解者面野郎』に成り下がりましょう。
えらくまとまりのない文章になってしまいましたが以上です。今後もこんな感じで軽く読めるのを目指していきます。続くかは未定ですが…………
みんなもすばひびやって『シラノ・ド・ベルジュラック』に手を出すオタクに、なろう!
(公式サイトにてフルボイスHD版の演出強化パッチが配布されているので、プレイ前に導入することを奨めます)